メトロ ゼロカーボン2030宣言
温室効果ガスの排出量 実質ゼロを目指します
メトロ電気工業株式会社(本社:愛知県安城市、代表取締役社長:川合誠治)は、2030年までに温室効果ガス排出量の実質ゼロを目指す「メトロ ゼロカーボン2030宣言」を表明いたします。この宣言に伴い、まずは2025年までに国内の自社工場全体におけるCO2排出ゼロ(Scope1・2)つまりゼロカーボンファクトリー(ZCF)を実現します。
地球温暖化は世界共通の喫緊の課題です。日本では2050年までに温室効果ガスの排出を全体で実質ゼロとする2050年カーボンニュートラルが宣言され、昨年4月に2030年度の温室効果ガスを2013年度比で46%削減するとの新たな目標が示されています。
これまで当社では、太陽光発電の導入や設備の省エネ化、空調照明の見直しなど省エネ対策に取り組んでまいりました。これにより2020年度の本社・愛知工場並びに島根工場(Scope1・2)において、CO2排出量を2013年度比で27.5%削減を達成いたしました。さらに、ZCFの実現に向け2025年CO2排出ゼロを実現すべく2022年1月から愛知工場、4月からは島根工場で再生可能エネルギー電力への切替を行いCO2排出量を249t、96%削減(2013年度比)の見込みとなります。残された温室効果ガスの排出抑制に向け、さらなる電動化や水素エネルギーの利用を積極的に推進し、2025年までにZCFの実現を目指して参ります。
加えて、使用する再生可能エネルギーの省エネも加速し、持続可能な脱炭素社会に取り組むとともに、あいちゼロカーボン推進協議会をはじめ、国や自治体、各企業様と連携を強化し温室効果ガス排出実質ゼロの実現を目指してまいります。
並行して、令和3年度 気候変動アクション環境大臣表彰 気候変動アクション大賞を受賞した当社独自技術である「オレンジヒート」の普及拡大により、様々な分野でCO2排出量を大幅に削減し、燃焼に伴う環境負荷物質をゼロ化、トータルエネルギー使用量削減に貢献します。この「オレンジヒート」活用によるカーボンニュートラルへの挑戦が、産業構造や経済社会の変革をもたらすと確信しております。私たちは、これからも持続可能な社会の発展と地球環境保全に貢献していきます。
※オレンジヒートとは高純度カーボン薄板を特許技術でフィラメントに加工し、石英ガラス管に封入した赤外線カーボンランプヒーターの名称です。
最高温度 約2,000℃まで出力可能なため、ガス燃焼式加熱の代替として使用できます。

メトロ ゼロカーボン2030に向けた主な取組み
■再生可能エネルギーの活用
・ 愛知工場、島根工場に太陽光発電施設の増設・導入検討
・ 外部からの再生可能電力の調達・活用
■Scope1・2での省エネルギー、エネルギー効率化
・ 水素利用による工程内のゼロカーボン化
・ 空調照明の見直しなど社員による省エネ活動等
・ ゼロカーボン車両(PHEV・FCV・EV)の導入検討
・ あいちゼロカーボン推進協議会をはじめ国や自治体、各企業様とゼロカーボン社会実現に向けた連携

オレンジヒートを活用したゼロカーボン推進
「オレンジヒート」は、様々な加熱の代替として使用可能な電気ヒーターです。
最高温度約2,000℃まで出力可能で設計自由度も高く様々な加熱工程に対応します。従来の加熱を「オレンジヒート」による加熱に転換し最適な装置に変更することで、CO2排出量を大幅に削減し、設備の自働化や生産性向上も含めたトータルエネルギー使用量削減にも貢献します。

メトロ電気工業株式会社はSDGs(持続可能な開発目標)を支援しています
私たちのミッションである「情熱と行動で未来を切り拓く」の実現に向けて、持続可能な社会への貢献を通じて、当社の持続的な成長を目指すことを経営戦略として定めています。次のさらにその先の世代の未来を思い描いて、ステークホルダーの皆様とともに新しい未来を生み出していく。そして、これからも培ってきた技術力と発想力を結集して新しい未来を始動させていきます。
