News
お知らせ
- 受賞・認証
2020.12.21
2020年度 省エネ大賞 省エネ事例部門「省エネルギーセンター会長賞」を受賞しました。
当社は、スズキ株式会社・中部電力ミライズ株式会社と共同で実施した取り組み「CO2フリーに向けた低圧鋳造工程の実現による省エネルギーの取り組み」に関して、2020年度(令和2年度)省エネ大賞の省エネ事例部門「省エネルギーセンター会長賞」を受賞しました。
これからも省エネルギーの観点で商品開発を続け、赤外線カーボンランプヒーター「オレンジヒート®」による加熱でカーボンニュートラルに貢献してまいります。
受賞概要
エンジン鋳造部品を製造する低圧鋳造工程において、業界初の加熱手法の開発により、省エネとCO2フリー化を実現した事例である。アルミ溶湯の金型への充填に必要な中間貯湯タンク(サブストーク)の保温には、従来、ガスバーナを使用していたが、代替熱源として赤外線ヒータ式加熱装置を開発した。
サブストーク近辺は常時500℃を超える高温雰囲気であり、従来のヒータ式熱源では装置の破損が懸念された。そこで、装置の破損が無く、十分な輻射熱を放射できるヒータ式熱源を3社で考案し、試験・改良を重ね導入に至った。結果、2015年に開発した「赤外線ヒータ式金型加熱装置」と合わせて、CO2フリーの低圧鋳造工程が実現し、従来のガスバーナ式と比較し、工程全体の削減量は原油換算▲350kL/年、CO2換算量▲847t-CO2/年となった。3社が強みを生かして開発に取り組み、省エネ・CO2フリー化を達成した優れた事例といえる。